日本の洋服史④

日本の洋服史④

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天正少年使節団.jpg

ポルトガル船アバイス号によって洋服が贈られた1543年から1600年代初頭は、洋服が「紅毛服」と呼ばれた時代です。

1571年には長崎港が開港、南蛮貿易が盛んに行われるようになります。
1582年には天正少年遣欧使節団が派遣。
1585年秀吉の時代に入る頃には、「南蛮好み」が先端ファッションとなりました。羅紗(厚手の毛織物)、びろうど、モール、鹿革などが輸入され、陣羽織、胴衣の衿などとして戦国武将の間で流行しました。
伊達政宗も天正少年使節団につづき支倉常長を欧州に派遣(遠藤周
作著「侍」を読まれた方も多いと思います…)しましたが、この頃からヨーロッパの勢力図が変化。スペイン、ポルトガルに代わり、英国、オランダが台頭し始めます。
1587年には、キリスト教勢力の拡大を恐れた秀吉がキリシタン
禁止令を発布。
江戸時代に入り家康の発布した鎖国令以後、しばらく日本から洋服
は姿を消すことになります。
 
*画像は、天正少年遣欧使節団〜Wikipediaより京都大学収蔵資料〜
  

 

 

 

 

 

 

 

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